MENU

おせち料理は腸内環境に良い手間を惜しまないのが肝心

毎年お正月になると実家に帰ります。
年始の挨拶もそこそこにすぐに宴会になります。
日ごろ合わない兄弟や親せきと色々な事を話します。
そんな時に食べるのがおせち料理です。
子どもの頃はおせち料理をあまり美味しいとは思っていませんでした。
特に田作りや昆布巻き、煮しめなどの茶色軍団には全く箸が伸びませんでした。
うちの実家は母が料理好きな事もありおせち料理のほとんどを自宅で作っていました。
中学生のころから料理に興味のあった私はおせち料理づくりを手伝うようになりました。
おせち料理の準備は買い物から始まります。
年末三十日位にスーパーに行って野菜やお肉等を大量に買います。

 

一年の計ですからボーナスとお金の借入れでお正月をめでたく迎えます。
買い物がすんだら自宅に戻りおせち料理の制作に取り組みます。
まず始めるのは黒豆作りです。
買ってきた黒豆を水につけて一晩置いておきます。
翌日に水をとりかえ、砂糖、酒、醤油、重曹を入れて炊き上げていきます。
この時に色を黒く仕上げるように錆びたくぎを入れていました。
黒豆をストーブにかけてコトコトと煮込んでいる間に数の子の塩抜きをします。
ボールの中に数の子を入れて薄い塩水につけておきます。
二三時間おきに水を取り替えて塩を抜いていきます。
この作業も一日がかりでした。
次に作るのは煮しめです。
鶏肉、ニンジン、ゴボウ、大根、レンコン、昆布等を一口大に切ります。
鍋に油をひいて鶏肉を炒めます、その中に野菜を火の通りにくいものから順番に入れていきます。
全体が軽く炒まったらだし汁を加え味付けをします。
味付けは砂糖と醤油、お酒、みりんです。
煮しめはしっかりと味が馴染むように火をつけたり止めたりして味を含ませます。

他にも田作りやゴボウ巻き等を作っていきます。
おせち料理はどれもこれも手間がかかっており、手伝うようになって初めて母の苦労がわかりました。
それまで食べず嫌いだったものも、ちゃんと食べるようになりました。
一年の始まりに食べる特別なおせち料理、母の味を継いでうちでも作っていこうと思うのでした